新卒でタクシー業界を目指す君へ
私は雲助兵団団長
ウンチャン・スミス
タクシー業界のアレコレを好き勝手に話せる立場にある
学生の諸君は就職先をそろそろ決めなければならない時期であるが私が諸君らに話すのはやはりタクシー業界の内情について他ならない
タクシー業界は昨今ライドシェアという強大なシステムと争うことを強いられた
かつて例がないだろう
タクシー業界にとってこれ程の存続の危機を経験をしたことは
既にライドシェアの恐怖も
タクシー業界の限界も知ってしまったことだろう
しかしだ
昨今の危機で雲行きが怪しくなったのは確かだが
これまでにない程タクシー業界は希望を見出した
それは周知の通り
自動運転の存在だ
自動運転とタクシーについてはまだ詳しく話せることは少ない
だが下記リンクの記事の通り現時点ではタクシー業界の味方であることを証明している
https://jidounten-lab.com/z_5401
そして記事で記載されている内容が実現するとするならば2020年のオリンピックには有人ではあるが自動運転車が走行しているとされる
タクシー業界はその時まで持ちこたえれば、この100年に亘るこれといった変革のない状態から脱却の手掛かりを掴めるだろう
ただ…
完全なる自動運転が完成した時タクシードライバーの解雇が必須になる
つまり採用活動はこれまで通りだが
タクシー業界は無人運転の時代が到来した時、ドライバーを容赦なく解雇しなければならなければいけなくなったのだ
その時にタクシードライバーは恐らく9割以上が解雇だ
何十年後かには9割だ
少なく見積もってタクシー業界が無人運転技術を手中に収める数十年の間も労働人口の減少に歯止めがかからず人手不足が叫ばれる中で将来的には解雇せざるを得ない乗務員の採用を業界の存続のためにもこれまで通りに行っていく必要がある……
とても過酷な状況だ
タクシー業界は常に人材を求めている
毎回多数の辞職者が出ることによって慢性的に人員が不足している
隠したりしない
恐らく来年の新卒採用者も入社後2ヶ月以内にはタクシー乗務にあたることになるだろう
早急に会社は利益が必要なのだ
新卒が最初の年で事故及び違反する確率は9割以上、初年度での辞職率は5割前後といった所か
それを超えた者が勤続年数の長い優秀な乗務員へとなってゆく
この惨状を知った上で新卒という肩書きを賭してもやるという者は内定承諾書を提出するといい
もう一度言う…
新卒でタクシー業界に入ったとしても大多数は辞職することになるだろう
自分に聞いてみてくれ
タクシー業界のために新卒を捧げることができるのかを
以上だ
他の就職先に変更するものはブラウザバックしたまえ
君たちは辞めろと言われたら
辞められるのか?
そうか…
皆…
良い表情だ
では今!
ここにいる者を新たなタクシー乗務員として生きる覚悟の足る者であると認めることにする!
新卒を捧げよ!
よく最後まで読んでくれた…
君たちは甲斐性のある人間だ
心より感謝する