新卒タクシードライバーブログ

新卒でタクシードライバーを選んだ男の記録みたいなもの

浅田真央さん"不誠実な"運転手に激怒について思った事

ども

ついタクシーという単語に反応してしまう男です。というわけでタクシーに関するニュースを見つけたので色々思うことがあるので話します。

 

https://www.google.co.jp/amp/s/www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/07/18/kiji/20180718s00041000089000c.html%3famp=1

 

トリプルアクセルで有名な人、浅田真央さんがとあるタクシードライバーの不誠実が許せない話です。

 

とりあえず上記の記事の引用ですが浅田真央さん曰く、

「品川から渋谷まで行くのに30分としても余裕をもって出たんです。遅刻できないと言っていたんですけど、約45分ぐらいかかってしまって、すごい遅れてしまったんです。着いたら、偉い方がお待ちになられていて…。タクシーの運転手さんがその時に遠回りしていたことに気づいたんです」続けて「タクシーの運転手さん、遠回りをするのは本当に良くないと思います。それはちょっと本当に許せなかったです」

さてこれについて私自身がタクシードライバーの経験がなかったら「遠回りするとか、タクシードライバー怖いな、絶対乗らないようにしよう。まあ、そもそも乗らないか笑」みたいな感想を持って終わりだったのですが、なまじドライバー目線で見てしまうので感想が相当変わります。

まず最初の感想で、これはドライバーが故意で遠回りしたような話をしていますが、過失の可能性が高いなーと思いました。なぜならばタクシードライバーが「いやー、今日は品川区に人全然いないな。よし稼ぎ悪いからいっちょ次のお客さんがもし道を知らないお客さんだったらうまくバレないように迂回して稼いでやるぜ。」という金銭目的でやることも「この客、気に食わねーから遠回りして出来る限りぶんどってやっか」という憂さ晴らし目的もあまり考えられないためです。これらデメリットとしてタクセン事案で罰せられ職を失う可能性が有りますし、お客様と大揉めして民事で訴えられる可能性もあります。これらのリスクを考慮して我慢することと数千数百円の収入と一時の憂さ晴らしを秤にかけてどちらを取るかっていう話ですね。まあ色々抑えきれない人がいないとは言えないんですが故意に遠回りするのは割に合わないためこれは過失だろうなと思いました。

 

次に思ったことは浅田真央さんは多分東京の道を知らないけれどそこそこは知った気になっている可能性があるということです。品川からNHKまで自分の想定で目安は約30分と言っていましたが、どんな時間帯だろうとこの想定が甘すぎます。仮に深夜の時間帯なら品川駅からスタートするとして「NHKまで30分でつきますよね」と言われたら自分だったら「ギリギリかもしれません」と言います。しかし深夜の時間帯以外なら「分からないです。どのルートからならその時間に到着しますか?」と自分に非がないように全力で言質を取り始めるくらいに元タクシードライバーでも想定不可能な距離なため、それを想定通りに行けると思っていたのでそう思いました。無知の無知。自分は品川からNHKまで約45分と聞いてそんなもんじゃないかと思いました。

 

そして3つ目に思ったことは運転手が遅刻できないので急いでと言われたのが気の毒だなと思いました。急げと言われても信号は青になりませんし、渋滞は緩和しません。こんなにこんなに偉い人が待っているから遅刻できないとか伝えられても「うるせー‼︎知るかバァァカ‼︎」という話です。時間通りに行きたいなら定時運行で世界に誇れる電車で行けよという話です。因みにタクシードライバーは経路と目的地は指定されたら守らなければなりませんが時間は守らなくても問題なかったりします。なので当たり前ですが実車中は安全第一で走れます。

 

4つ目に両者のコミュニケーション不足が招いた事なんだろうなという点。特にこの運転手が経路確認をせずに走らなければ厄介な仕事だったなで済んだ気がします。経路確認をしても多分、「よく分からないけれど急いで」とか言われますが、ではナビ通り行きますで大概問題になりません。

 

5つ目にその時に遠回りしていたことに気づいたと言っていますが、その時になって遠回りをしたと気づけた根拠はなんなんだろうという疑問です。その時は目的地に到着後だと思われるのですが、その場合、到着時間から遠回りしたと結論付けたように思えてならないのですが、それで遠回りと決めつけるのは根拠が弱すぎる気がしました。

 

6つ目に浅田真央さんは自分は道を知っていると思っていて、タクシーの方が電車より早いと思っていて、運転手がわざと遠回りしたと思っていて、この遅刻は運転手が悪いから自分に落ち度はないというよくいる若いお客様だなと思いました。

 

7つ目はタクシーって本当に大変な仕事だなと思いました。今となっては私にはそんなの関係ねぇーって話ですが、こういう問題が上がる度に常々思います。

 

オッパッピー

 

 

 

 

 

 

 

最後の乗務

f:id:s24b099p:20180705161309j:plain

6月29日(木)の乗務

今日は特別にやる気を出すこともなくいつも通りに乗務して何事もなく帰ろうが目標で営業スタート、途中得意の時間帯の深夜0時にやたら空車走行してセンスのなさを痛感していたが1時ごろにワラワラ人が出てきたのでワールドカップ見てて誰もいなかっただけだったとホッとする。お客様とワールドカップの話をしたりしながら営業して48000円(税込)で朝には営業終了。タクシーの洗車後もう運転手としてタクシー乗らないんだなあと感慨深い気持ちで車に鍵を閉めて営業所に戻りました。

そして挨拶を済まして帰宅して、今までの思い出を振り返りなんか寂しさがこみ上げて辛い。

 

 

なんてことはなくうおっしゃーー!夏休みうぇーい!ってなってました。

 

うぇい!

乗務も終わり間際なので気合い入れてみた結果

キャリア2年の新卒タクシードライバーが最後に営業所トップ10入りをしてドヤ顔決めながら引退する目論みで乗務した日報を記します。

 

まずシフトは出庫16時の帰庫翌10時〜12時なのに当日遅刻という社会人失格な展開でスタート、朝に寝て出勤ギリギリに起きれば乗務中フル稼働できるという思惑でいつもより寝るタイミング遅目にしたのが裏目に出て行く。しかも前日の人が諸事情によりガス補給できなかった為、とりあえず回送にしてガススタンドを目指す。

その道中で反対車線にお客様を見つけ、先にガス補給すべきか迷った末にまだ残量あるということでUターンして実車、行き先が銀座なのでまあまあの距離で営収的には嬉しいがガスの残量が少し気になりつつも不得意とはいえ折角銀座に来たので営業続行、すぐ実車になり目的地は丸の内の三菱商事(近い場所に三菱商事は二箇所あるので注意)まで乗せた所でガス不足のやつが点灯したので回送にしてガス補給に向かう。

そしてガス補給を済ませた後、急ぎのお客様を乗せ高速で木場までとの指示があったため西神田から高速に乗るも事故渋滞に巻き込まれる。お客様に下道で行った方が速いか問われ渋滞が緩和しそうな兆しを感じたので上で行きましょうと提案し神田橋を通過する。その後動かざること山の如しでこれはやばいと思い直しやっぱ降りましょうと提案し八重洲線に入り新橋出口から出て昭和通り永代通りで行くという迂回しまくりルートで到着、最適なルートなら時間に間に合わすことができた上に料金も安く済んだという申し訳なさで1000円と端数の自腹を提案するが、色々話して端数の料金の割引ということで合意する。その後、築地までのお客様を乗せながら都心に戻る。

この段階で業務開始2時間半で10000作れたので内容は置いといて営収だけで見れば理想的な展開だがここで暫く空車走行が30分近くあったので結局いつも通りのペースになる。その後得意の新宿で休憩を挟みながら細かく刻む展開。22時(深夜割増)の段階で18520円と微妙な数字になった所で大久保二丁目付近で西武新宿駅に向かってと言った酔った女性のお客様がやっぱりこのままタクシーで帰りたい狭山に行ってくれとナビを入れてみたら40キロと出たので15000円くらいですけど大丈夫ですか、電車の方がいいと思いますよと言い、降車してもらう。その後やっぱ乗せとけば良かったなあと思っている間に高速で国立府中と12000円のナイス万収。そして速攻で国立府中から高井戸まで行き下道でお客様を探しながら水道道路で新宿を目指す。その後新宿で2組乗せて午前1時の段階(乗務開始9時間)で34,210円と悪くない数字で後半戦に突入。

2090円(歌舞伎町〜西池袋)

2170円(西池袋〜西新宿)

890円(歌舞伎町〜北参道)

1690円(千駄ヶ谷〜西新宿)

午前1時〜2時の間に怒涛のラッシュがあり営収41050円まで伸びる。本来ならここで満足して舐めプする兎の如く2時間程仮眠を取るわけですが今日の俺は一味違うぜと言わんばかりに走るがいつも走らない時間なので結果が伴わずショート2本だけと寝とけば良かった後悔する羽目になる。そして3時頃に不貞寝して5時に起き営業再開。朝の歌舞伎町で4本やって7時に46950円。ここで歌舞伎町にもう一回行こうかなって所で6010円の嬉しいミドル(西新宿〜台場)で5万突破、降ろした後にミドル以上の距離を出したい欲求に駆られ羽田に突っ込む。空港のタクシー乗り場は朝の時間だけあり空いていたが普通に通勤客を乗せた方が安パイな気を感じつつもここは7万を目指すためにも入構。待ち時間40分の末にようやく乗車、しかし行き先が1タミから2タミ迄というまさかのワンメーター。どうやらこの神さまはターミナルを間違えて遅刻しそうと言う残念な神だったらしく、色々と喚きながら降車される。その時に乱暴な降り方をされて不愉快メーターがグッと上がるがグッと堪えて営業再開。流石に並び直すのは時間的にきついなということで山手トンネルで初台南に向かう。道中、羽田へ行ったことにより時間と金(高速代)を失い、増えたのはストレスだけだったなと後悔しながらもとりあえず60000作るかなと目標を下げる。そしてチョチョっと営業して10時に帰庫 。

6月27日(火) 

結果、58,240円(税込)

走行距離303キロメートル

 

目標下げたくせに60000行かなかったorz

 

 

 

無線配車の辛さと恐怖

歯医者の待合室ということで無線配車の話をします。はい。ご指摘ありがとうございます。

無線配車については自分の中では営業方法の1つでお客様をお迎えに行き目的地迄送るというイメージしかなく、流しで調子が悪い時に無線配車が仕事を補填してくれるようなドライバーにとってお得な嬉しい仕組みであると思っていました。

しかしタクシードライバー経験者なら分かると思いますが無線配車にはマイナス部分がいくつかあります。今回はそれらを紹介、ってか愚痴ります。

①迎車料金が一律410円

星1つ。これは法律で決まっているのか、会社が決めているのか分からないですが、どんな時間帯だろうがどんな距離だろうが状況に左右されず410円の売り上げにしかならないこと。これ迎車先迄に15分とかかかる場合、歩合6割だとしたら時給換算240円という安さ。控えめに言ってやばい。10分以内にはお客様をお乗せしたいところ。

②配車キャンセル

やばさ星2つ。迎えに行ったのにお客様が乗らないという240円すら貰えないという辛さ。対価のない仕事はボランティアなので、もはや労働にすら値しない扱い。強制ボランティア。コンビニのバイトの方が給料面でマシと思う瞬間であり、仕事のモチベーションに中々ダメージを与える事案。自分は2回連続でキャンセルされた時に初めてこの仕事を「辞めてぇ」とぼやいた。

迎車進行中に見つけたタクシーを探しているお客様を乗せていればとか取らぬ狸の皮算用をすると辛さが増す。配車キャンセルに対して運が悪かったと切り替えられるかどうかがタクシーを続ける上での分水嶺になる気がする。お客様目線で出勤でタクシー使いたいけど流しのタクシー捕まんなかった時の保険みたいな感じで一応予約するかみたいなのが増えると乗務員が泣きます。一周回って乗務員の不満が爆発して会社がキャンセル料などの対策せざるを得なくなるかもしれないので、ワンチャン賭けてイタズラで配車キャンセルしまくって乗務員の怒りを買ってやろうという気がしないでもない程、根絶してほしい。

③お客様の心理面の変化

やばさ星3つ。これはお客様の心理面なので絶対そうだと断言出来ないんですし人によるとしか言えない所もあるのですが、乗務員として対応していると流しのお客様に比べて無線配車のお客様は「乗ってやっている」という空気を感じる時が多々ある。流しのお客様の場合は「乗せてもらえた」という気持ちを感じる時が多く、俺様はお客様だぞ(俺=お客様=神)の三位一体説の方と思われる方も少し抑えめになります。しかし無線配車の場合はそうもいかず神に対して粗相をしてしまうようものなら流しの場合許された粗相も許されず神に楯突いた反逆者の如く裁かれたりする。正直無線で呼ばれた場所でお客様を待っている時に神が降臨するんじゃないかといつもビビっている。オベリスクオシリス、いやラーか!次回、城之内死す!みたいな感じ。

f:id:s24b099p:20180719182410j:plain

 

ということで無線配車のマイナス面の話でした。歯医者怖かった。星4つ。

 

 

 

 

信号のリズムメモ【豆知識】

体が感覚を覚えるということを知っているだろうか。繰り返し繰り返し行うことでその行動の質が高まり、結果的に例えば訓練場のイャンクックを0針で狩ったり、目をつぶって太鼓の達人をフルコンするようなことである。

 

私はタクシードライバーをやってきて、頻繁に走る道だと「ここが青信号だと次は赤だ」というようなことを覚えてきたので紹介します。尚、この記事を鵜呑みにしてお客様に怒られたじゃねーかとかいう意見は承っていますのでコメント欄にお願いします。責任は一切取りませんが誠に遺憾ですと謝罪させて頂きます。

①九段下から竹橋JCT下の交差点は最初赤できたら次も赤です。最初黄色で滑り込むと次は青です。因みに最初の信号が赤で8ー20時以外の時間ならば手前の路地を左で次を右折すると次の信号は青なので急ぐならオススメ。

②四谷から六本木に行く場合の南青山一丁目交差点は赤信号で止まった場合は直進するのがオススメ。最初の左矢印で左折する場合、次は右折矢印が出ているが最速でいっても右折に間に合わない。直進の場合は次もその次の信号もスムーズに抜けられる。

靖国通りから方南通りに入る場合は伊勢丹前の渋滞を考慮して1番右車線をとり、新宿大ガードは20時から右折可能なため右折待ちを考慮して右から2番目の車線をとり大ガードの交差点を抜けたら右から3番目の車線を取り信号が左斜めの矢印が出るのでそのまま左斜め方向に進行するとスムーズです。

④牛込北町から一口坂に抜ける場合は市谷田町の左折矢印を最速で抜けると新見附橋右折矢印にギリギリ間に合う。

 

 

運賃無料タクシー会社設立

福岡市で15歳の若手実業家がクラウドファンディングで一億円の資金を調達して運賃無料タクシー会社を設立したらしい。法律的には以前あげた合法ライドシェアの方法でやればできなくもないですが、規制に引っかからず利益に繋がるアイデアが思いつかなかったんでどんな方法をとるのか興味深いです。

 

と調べたら車内広告で利益出すパティーンだそうです。広告費−(燃料費+人件費)=黒字の方程式を作れるものなのか分かりませんが有償旅客運送業として扱わないとすると法規制の外なので2種免許や規定の車庫とかその他諸々が無いので色々できそうではありますね。

自動運転について考察

有識者達が自動運転は2020年に実現可能だとか2035年とか、

シンギラリティ(AIが AIを作り、そのAIがAIを作るというループが生まれ飛躍的な進化を始めるみたいな革命)が起こるとされる2045年とか

あくまで高速道路のような限定された場所のみの走行にとどまるとか、

暫くは運転補助に過ぎないとか、

ロッコ問題のような倫理的課題とか

自動運転は9割完成してるが残りの1割の完成は10年以上かかるとか、

法律の整備と政府の理解に時間がかかるとか、

自動運転による事故でメーカーが全ての責任をとれるレベルは実現困難な為あくまで責任を取る運転手という立場は存在し続けるとか、

携帯等と違い既に産業基盤のある自動車産業は自動運転が例え完成したとしても年間の車の生産台数を考えても普及するまでには10数年かかるとか、

 

結局タクシー運転手が必要なくなる時が来るのか、必要なくなるとしたらいつなのかが分からないです。20年後の未来とか1998年の時にスマホの普及を予測してるようなもんだし実際誰にも分からない筈。

個人的な意見ですが、想像していたよりも未来は現実的だろうなと思います。車もしばらく空を走る予定はなさそうなんで……

 

 

 

 

 

 

 

そうして今日も地下鉄に乗り、空飛ぶ車のニュースを見つけた。

 

ろんりろんり

 

 

f:id:s24b099p:20180719183229j:plain