新卒タクシードライバーブログ

新卒でタクシードライバーを選んだ男の記録みたいなもの

無線配車の辛さと恐怖

歯医者の待合室ということで無線配車の話をします!……はい

 

無線配車については自分の中では営業方法の1つでお客様をお迎えに行き目的地迄送るというイメージしかなく、流しで調子が悪い時に無線配車が仕事を補填してくれるようなドライバーにとってお得な嬉しい仕組みであると思っていました。

しかしタクシードライバー経験者なら分かると思いますが無線配車にはマイナス部分がいくつかあります。今回はそれらを紹介、ってか愚痴ります。

①迎車料金が一律410円

星1つ。これは法律で決まっているのか、会社が決めているのか分からないですが、どんな時間帯だろうがどんな距離だろうが状況に左右されず410円の売り上げにしかならないこと。これ迎車先迄に15分とかかかる場合、歩合6割だとしたら時給換算約800円ちょいという安さ。10分以内にはお客様をお乗せしたいところ。

②配車キャンセル

やばさ星2つ。迎えに行ったのにお客様が乗らないという240円すら貰えないという辛さ。対価のない仕事はボランティアなので、もはや労働にすら値しない扱い。強制ボランティア。コンビニのバイトの方が給料面でマシと思う瞬間であり、仕事のモチベーションに中々ダメージを与える事案。自分は2回連続でキャンセルされた時に初めてこの仕事を「辞めてぇ」とぼやいた。

迎車進行中に見つけたタクシーを探しているお客様を乗せていればとか取らぬ狸の皮算用をすると辛さが増す。配車キャンセルに対して運が悪かったと切り替えられるかどうかがタクシーを続ける上での分水嶺になる気がする。お客様目線で出勤でタクシー使いたいけど流しのタクシー捕まんなかった時の保険みたいな感じで一応予約するかみたいなのが増えると乗務員が泣きます。一周回って乗務員の不満が爆発して会社がキャンセル料などの対策せざるを得なくなるかもしれないので、ワンチャン賭けてイタズラで配車キャンセルしまくって乗務員の怒りを買ってやろうという気がしないでもない程、根絶してほしい。

③お客様の心理面の変化

やばさ星3つ。これはお客様の心理面なので絶対そうだと断言出来ないんですし人によるとしか言えない所もあるのですが、乗務員として対応していると流しのお客様に比べて無線配車のお客様は「乗ってやっている」という空気を感じる時が多々ある。流しのお客様の場合は「乗せてもらえた」という気持ちを感じる時が多く、俺様はお客様だぞ(俺=お客様=神)の三位一体説の方と思われる方も少し抑えめになります。しかし無線配車の場合はそうもいかず神に対して粗相をしてしまうようものなら流しの場合許された粗相も許されず神に楯突いた反逆者の如く裁かれたりする。正直無線で呼ばれた場所でお客様を待っている時に神が降臨するんじゃないかといつもビビっている。オベリスクオシリス、いやラーか!次回、城之内死す!みたいな感じ。

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ということで無線配車のマイナス面の話でした。歯医者怖かった。星4つ。