新卒タクシードライバーブログ

新卒でタクシードライバーを選んだ男の記録みたいなもの

よくよく考えると気持ち悪い個人タクシーの開業条件

個人タクシー開業条件リンク

http://www.kojintaxi-tokyo.or.jp/driver/faq.html#a12

 

①東京に開業前に1年以上居住していないといけないのが気持ち悪い。法人ドライバーは他県でも可能なのにである。居住の自由を制限される。

 

②若い人程開業条件が厳しく設定されているのが気持ち悪い。年齢による区分の合理的な根拠を教えて貰いたい。

 

③そもそも法人勤め10年間が意味不明。なぜ10年?3年でよくない?そもそも0年でもよくない?個人タクシー開業した人は本当にお疲れ様でした。羨ましいです。

 

誰か運動を起こしてくれ(他力本願)

 

ライドシェアはよ!

 

但し俺が個人タクシーを開業した場合はライドシェアは絶対に許さない。

 

 

 

タクシードライバーの職務経歴書【転職活動】

この仕事の大変だった点・苦労した点

様々な状況下で色々なお客様の多種多様な要望に応え、売り上げに繋げる必要がありました。加えて、無事故無違反ノークレーム等の問題が起こらないように常に気をつける必要があり苦労しました。また、問題が発生した場合に最善の解決策を考え実行することにも苦労しました。

それをどのように改善したか

1.お客様とのコミュニケーション

道を知らなかったり、忙しく時間がなかったりするお客様はただ目的地に着くだけでは納得を頂けないことがあります。そのため、お客様の要望を聞き、対応できるか伝えるように心がけました。また、対応できない場合は「なぜ出来ないのか」という理由の説明をしました。結果、お客様にとってどの選択肢が最適解なのかを限られた時間の中で考え提案して、納得していただくことができました。

2.同僚とのコミュニケーション

売り上げを上げるためにまずは自分で試行錯誤することを意識しました。そして、試行錯誤の結果を通して得た成功や失敗等の経験をメンバーに共有しました。結果、情報を共有しあえる関係を構築することができました。また自分一人では困難な質と量の情報を収集でき、効率の良い営業に繋げることもできました。

これらを通して学んだこと

問題が起きた場合はまず自分の感情を把握し、次にお客様の感情を把握して、最後に解決策を考えていくこと。

情報に対してただ受信するのではなく、発信することにより周りに良い影響が与えれば、それが自分に返ってきて結果的に良い影響を受けられるようになること。良い発信がなければ良い受信はないこと。

 

 

【論客】面倒なお客様シリーズ

運転が上達し、地理を覚えると余裕が生まれます。そうするとお客様が話かけてくることがあります。だいたいは取り止めのない話なので問題ないのですが例えばおっさんを乗せた時にこう尋ねられました。

「君は日本人かい?」

完全にワッツとなり、ついアイムジャパニーズとスピーキングイングリッシュしそうになることはなく、

「日本人ですけど……」

と答えると

「そうか、良かった」

となぜか安心されました。とにかくワッツがノーストップ。話を聞くとこのお客様は朝鮮人を目の敵にしている人だったらしく、私を朝鮮人かもしれないと警戒したらしいです。おい……。もし私が万が一悪ノリして日本人じゃないとかほざいたらどんな仕打ちにあっていたか興味がありますが怖いです。こんな感じに会話によって面倒なことになりえるお客様を紹介します。

クレーマー

タクシードライバー最大の敵。客=神=私。お客様という立場と密室空間を生かし、数々のドライバーに精神的攻撃を仕掛けてくる。離職原因の一つ。付け入る隙を与えないことが大事。隙を与えると感情爆発、責任追及が始まる。敵の強みであるお客様という立場を失わせること(サービスによる対価を払わせないこと)。または目的地に着き密室空間を解除することが有効。ドライバー評価システムじゃなくてお客様評価システムの実装で弱体化が期待できる……。

 

以上です。

 

 

自動運転タクシーというワード

自動運転タクシーっていうネーミングに違和感を感じる。

タクシーの定義がWikipedia曰く
タクシー(taxi)とは、運転手と車両とを貸し切る形で少人数の旅客を輸送する公共交通機関、およびその用に供する車両である。

らしいのでドライバーがいないんだからそれはネーミングとして自動運転レンタカーの方が近い気がします。

 

 

合法白タクシーの方法①

約2年前に上京して東京の地理が何も分からないので勉強のためにレンタカー借りて走った時に試しに無償でお客さんを乗せてみようかなと思ったのですが法律的にどうなんだと思い躊躇してしまいました。調べてみたら対価を貰っていなければ旅客運送業にあたらないそうです。なぜならば無償なら「客」に該当しないからだそうです。つまり違法行為ではありません。こちらから要求したら完全アウトですが要求してないにも関わらずチップを渡してきた場合は無償と言えるのかは怪しいですが。

また認可を受けずに合法かつ有償で旅客運送する方法があります。それは旅客運送業の「業」の部分に該当しないようにやる方法です。「業」の定義は「不特定多数」に「反復継続」する行為です。例えば家族内の人を相手に有償で運送を行う場合「業」の「不特定多数」の要件から外れるため違法行為ではありません(多分)。

というわけでやってみようかな。
無料タクシーサービス
と思ったら無料タクシー結構走ってました。
まじかー
後で乗らせていただきます。

新卒タクシードライバーの転職活動

転職サイトにこのように登録すると
第二新卒(24歳)
ドライバー歴1年半
タクシー、ハイヤー、バス、トラック会社からのスカウトがあります。当たり前ですが受け身な就活だと先は運転手しかないですね(しかもスカウトしてきた会社の一つに自分の勤めている会社があるという困惑)。相変わらず大学時代の食っちゃ寝ゲームライフが足を引っ張ります。
そのためドライバー以外を希望する自分は【業界未経験OK】という職場に飛び込まなければなりません。

人生ハードモードになってきて、中々面白くなってきたんじゃねえの。

 

 

 

 

辛い。

新卒でタクシードライバーになるメリット、デメリット

自分のキャリアのためにも新卒でタクシードライバーをするメリット、デメリットをざっくり考え直してみたいと思います。

【メリット】

第1に20代においては給料が高いこと。まだまだ年功序列の多い日本ではほぼ一年目から年収400万以上を実現できる職業は少数であり、しかもそれを実現するための資格が2種免許だけと非常に容易であるということ。若い時に貰えるお金が多いということは長期の資産運用ができたり、また若い内の自己投資ができたりとコスパが良いこと。10連ガチャ回せること。

第2に会社側からすると若手は貴重な人材であるため大切にされやすいということ。場合によっては(内勤でも班長でも待遇はそんなに良くないらしいですが)役職にもつきやすいこと。ちやほやされること。

第3にネット場ではなく現実で社会情勢の変化を感じやすいこと。世の中がどう回っているのか、なんとなく分かり視野が広がった...気になれること。東京だけですが転職する際に参考になること。

第4に異業種に挑戦して、失敗した場合でもドライバーとしてのスキルはあるためとりあえず食いっぱぐれることはないこと。

第5に個人タクシーを30代の内に開業できる可能性があること。50代や60代で開業するのに比べて個人タクシーの期間が約30年と非常に長いという旨味がある。自分が普通にサラリーマンになったと仮定した場合に比べてより良い生涯収入を期待できる。

【デメリット】

第1にドライバーである限り身につくスキルはそこが知れていること。生涯ドライバーで終えるならいいが、もし転職することになった場合、年齢を重ねるごとにドライバー以外の選択肢がなくなっていってしまうこと。

第2に歩合給と事故、違反により収入が下がる要素があり、経済的な信用が低いこと。住宅ローンを組むこと、結婚等が困難になりがちであること。

第3に福利厚生が不十分であること。公務員やそれなりの企業だったなら今後貰えるだろう退職金や各種手当が低かったり、そもそもなかったりすること。長く勤めれば、勤める程に給料の割にお金に苦労しやすいこと。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始等の祝日でも基本は出勤な上に有給休暇が取りづらい仕組みがあること。毎月13乗務(26日勤務)で一年過ごすと公休が50日前後と完全週休二日制の企業と比べて公休日数が半分未満であること。

第4に生涯ドライバーとしての期間が長い故にイノベーション(自動運転化)が起こる可能性が高いこと。そしてそれによる失職の可能性が非常に高いこと。現在の40、50歳代ドライバーのように逃げ切ることが考えにくく他人事では済まされないこと。これに第1のデメリットが組み合わさると10〜20年後の中年層の頃にドライバーとしてのスキルしか持っていないのに、ドライバーが不要という手詰まりな状況が考えられる。また自動運転タクシーに携わるという明るい未来も想定できなくはないが、多分それはドライバーがやることなのか疑問だし、やれるのかも疑問。

そもそも個人タクシーを目指していた自分からすると致命的なデメリットなので現在こちら側。

 

以上です。なんか言い残しがある気がしますが、思いついたら追記しときます。んじゃまた。